古庭園・大人ライブ Vol.40
カルテットチクルスⅨ
Lv.ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会6
2017.11.26(日)14:00〜/17:30〜【お知らせ, 主催イベント, 大人ライブ, 記録・レポート】 sold out!!
2017年11月26日(日) 14:00開演/17:30開演(2回公演)*開場は開演30分前
曲 目:ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 作品18-6
弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 作品130
大フーガ 変ロ長調 作品133
出 演:ZaZa Quartet(佐藤一紀 谷本華子 中田美穂 金子鈴太郎)
会 場:ながらの座・座
定 員:40名(各回)昼夜公演共すべて完売しました
参加費:3,500円 *未就学のお子さまの参加はご遠慮ください。主 催:元・正蔵坊と古庭園を楽しみ守る会(ながらの座・座)
後 援:滋賀県 滋賀県教育委員会 大津市 大津市教育委員会 文化・経済フォーラム滋賀
☞チラシ:PDFファイル [1.6 MB]
会 場:ながらの座・座
申込み:下記いずれかの方法でお申込みください。
①お問い合わせフォームよりお申込みください。
メッセージ欄にご参加人数も合わせてご記入ください。
②FAX 077-522-2926 氏名/参加プログラム名/日時/連絡先/人数の記載必須
LINE QRコード ③LINE@で iDは
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主 催:一般社団法人文化農場(ながらの座・座)
後 援:滋賀県 滋賀県教育委員会 大津市 大津市教育委員会 文化・経済フォーラム滋賀
特別協賛:中山倉庫株式会社 滋賀石油株式会社
カルテットチクルスもいよいよ大詰め、今回は全て変ロ長調の三曲をお送りいたします。
Special Report
たまたま机の引出しを整理していたら、古いカセットテープが出て来た。再生ボタンを押したら聞こえてきたのは、4年前のカルテット・メンバーの生き生きした声だった。
そして今、時間は確実にカルテットを成熟させ、深いコミュニケーションの共有から生まれる「4人で一つの身体」(中田談)という感覚を手に入れた。6回目になるカルテット・チクルスは、そう断言してもいい出来映えだった。
来年秋の最終回で「ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏」が終る。無事継続できているのはカルテット・メンバーの意思と努力だけれど、同時に聴いてくださる方々あってのこと。今回のレポートは、その中からファンの方々から寄せられたメッセージの一部を紹介する。
座・座の空気感に惹かれて
Hさん (大阪):それが何処にあるのかもわからないまま、2015年9月22日に初めて座・座の演奏会に行った。それから何度か演奏会に来るたびに、庭園を含めたこの空間と演奏会の音が実によく合っていると感じている。ある人が、この会場は「音を吸うからなぁ」と言っていたけれど、人は色んな感じ方を持つものだなと思う。
Tさん (名古屋):私はリハーサルから、昼、夜と続けて聴く機会を持ったからだと思うんですが、そこでしか出せない音、その時しか出せない音を感じたくて来ています。
演奏者・観客を育てるベートーヴェンのQurtet
Tさん:最近痛感するのは、この全曲演奏会がQuartetを育て、観客を育てた場だということ。ベートーヴェンのQurtetは、Qurtetの中でも特別な意味があるとヴァイオリンの先生から伺いました。今回はやはり「大フーガ」が全く別の曲ではないかと思うくらいに美しかった。空気中にある余韻がこんなにも漂うものかと。特に今回初めてチェロの金子さんがエンドピンを出さなかったことで"揺らぎ"がでて、なんとも言えない暖かさを感じる演奏でした。
Sさん (京都):座・座では音響板などに頼らない、もっと生の音が伝わってきます。今回は寒かったので締め切った室内でカルテットを聞きましたが曲が書かれた当時の感覚にすごく近かった気がする。まさに生の感覚です。
だからでしょうか、聴覚を失ったベートーベンが書いた13番が新しい、改革的な音楽だと感じました。生の音をこの距離で聞くってこともガット弦で聞くってこともZAZA quartetならではですね。
呼吸と拍手
Yさん (三重):多くのホールでは室内楽の演奏が終った瞬間、拍手で音が消されてしまうことが多々あるのですが、座・座の観客は質が高いですね。いつも音が漂い終わってから拍手が起こります。これも、座・座では目の前の演奏者の呼吸にあわせて聴くことや、庭に来る鳥や、部屋を流れる風も音の一つとして楽しむことが当たり前になっているからかもしれませんね。
妥協しない裏方
Mさん (大津):他のコンサートのボランティアもしていますが、今までこれほど手応えのある所には出会えてません。近所の主婦の方から大学生、座・座のお掃除のサポーターの方など様々な方が手伝っておられます。運営はかなりワンマンだそうですが、裏方も妥協しないことで、コンサートの質をキープしているのでしょうね。