ながらの座・座

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講演・トークTalk and Lecture

日本酒探検隊がゆく Vol.5/ZAZA2016トークシリーズ

日本酒の向こう側へ
笑四季(えみしき)美学

2016.03.06(日)15:00〜17:30お知らせ, 主催イベント, 特別企画, 記録・レポート, 講演・トーク

日本酒の向こう側へ

2016年 3月6日(日) 15:00〜17:30

ゲスト:竹島充修(あつのり)さん(笑四季酒造株式会社CEO)

今回は「日本酒探検隊がゆく5」と「ZAZA2016トークシリーズ」の二つを兼ねた欲張りプログラム。
「日本酒の向う側へ」突き抜けたような発想で、次々と新たなブランドを立ち上げる竹島充修さん。
その発想はどこから来てどこへ向かうのか。日本酒づくりのお話にとどまらず今、プロデュースするとは何かも伺います。

定員:30名
参加費:3,500円(お酒と肴含む)
主催:元・正蔵坊と古庭園を楽しみ守る会(ながらの座・座)
会場:ながらの座・座
   〒520-0035 滋賀県大津市小関町3-10(地図
   Tel&Fax: 077-522-2926 Mobile: 090-8576-7999(橋本)
申込:お問い合わせフォームよりお申込みください(先着順)。

会 場:ながらの座・座                               
申込みフォーム申込み:下記いずれかの方法でお申込みください。
    ①お問い合わせフォームよりお申込みください。
     メッセージ欄にご参加人数も合わせてご記入ください。
    ②FAX 077-522-2926 氏名/参加プログラム名/日時/連絡先/人数の記載必須

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主 催:一般社団法人文化農場(ながらの座・座)
後 援:滋賀県 滋賀県教育委員会 大津市 大津市教育委員会 文化・経済フォーラム滋賀
特別協賛:中山倉庫株式会社 滋賀石油株式会社

Special Report

初期の頃?の「モンスーン」のラベル。日本酒とは思えない斬新さ。 熱いトークに聞き入る方々

 今回の日本酒探検隊のゲストは「笑四季」の蔵元・竹島さん。「笑四季」という銘柄が全く新しく生まれ変わったその背景などを蔵元ご自身に語っていただきました。タイトルの「日本酒の向こう側へ 笑四季美学」は、従来の日本酒のイメージを突き抜けたかのような笑四季のシンボル「モンスーン」「マスターピース」などを表現したものです。

 竹島さんは新潟生まれ。高校の醸造科、東京農大醸造科へと進学されましたが、なぜ醸造科を選ばざるを得なくなったかについては、「ちょっとやんちゃな」理由がありました。結婚して滋賀県に来られてからのこと、お父様に新しいお酒を一任されたこと、それからの「黒歴史」時代のラベル、ヒットのきっかけとなった「モンスーン」ラベルの歴代イラストなど、スクリーンに映して説明してくださいました。また、お客様からの質問に驚くほど率直にお答えくださる場面も。
 竹島さんは蔵元杜氏であり、普段から同業の方には専門的な話をなさる方なのですが、今回は一般の方に向けてということで、終始わかりやすいお話をしてくださいました。そしてクールな口調でありながら、内容はハードで熱いものでした。知恵を絞り技術を磨いて厳しい状況を切り抜けてきた、その結晶が「モンスーン」「マスターピース」だったのです。

 お話の後は、実際に「笑四季」のお酒を飲み、創作おつまみを食べていただきました。作り手の顔や思いを知って飲むと、お酒の味わいは確実に変わります。竹島さんからスペシャルアイテムをご提供いただき宴は大盛り上がり。ご参加の皆さんには2時間程度楽しんでいただけました。
 最後にお客様からお酒についての感想を発表していただく場面を設けました。じゃんけんで勝った方が代表に決まった方のはずなのに、ほろ酔いの皆さんはそれぞれに「笑四季」への想いを熱く語られ、会場は「笑四季ファンの集い」状態に。主催者側としては、とても有り難く、うれしい限りでした。

 どのような経緯があって新しいブランドが立ち上がるに至ったのか。酒の飲み手である私たちは普段、そこまで想像しながら酒を選ぶことはありません。日本酒の蔵元をゲスト招いてのお酒の会の内容として、今回の日本酒探検隊は中身がぎっしり詰まったものになりました。カッコつけずに失敗談まで語ってくださった竹島さんと、ご参加の皆さんのおかげです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

2016年3月26日 家鴨あひる